Go Toトラベルから除外された為、東京でステイケーションをしましたので、その様子をお届けします。
宿泊したのはマリオットグループのメズム東京。このコロナ禍の中、オープンした新しいホテルです。私はマリオットボンヴォイのプラチナステータスを保有しており、その効果も含めてお伝えします。
メズム東京とは
メズム東京はマリオットグループの「オートグラフコレクション」に属するホテルです。日本ではほかに「ザ・プリンスさくらタワー東京」が該当します。コロナによりキャンセルしてしまったマレーシア旅行で宿泊予定だった「マジェスティックホテル」もオートグラフコレクションに属します。何れも独立系の高級デザイナーズホテル、といった感じでしょうか。
メズム東京の運営は「東京ステーションホテル」等を運営するJR東日本系列の「日本ホテル株式会社」です。受付カウンターのカードリーダーもJR仕様だった為、チェックイン後調べてみたらそうでした。
少し脱線しますが、グローバルホテルチェーンはコンビニのフランチャイズのように、各国で自社直営で運営しているケースは稀です。多くは、このメズム東京のように、ブランド名と運営ノウハウをローカル企業に貸与し、その対価としてロイヤリティを受け入れる、というビジネスモデルです。ヒルトンやハイアット等もブランド名は国際ブランドながら運営はローカル企業が担っているケースがほとんどです。ローカル企業にとっては、自社単独で運営するよりもネームバリューのあるグローバルブランドと運営ノウハウを使った方が、立ち上がりも早く、集客も見込みやすいというメリットがあります。ホテルチェーンのメリットとしては、用地取得やホテル建築等の固定資産、運営に係る人件費等のコスト負担等のリスクを負わず、グローバルに事業を展開し、「ロイヤリティ収入」を得ることができます。
プラチナステータスとしてのメリットとは
ホテルには14時前に到着しました。スタッフはマスクを含めたユニフォームは黒で統一されており、ゲストに対するホスピタリティはうざいくらい素晴らしいものでした。お互いを苗字ではなく、下の名前で呼び合うのがルールのようです。
ホテル入口からチェックインフロアのある16階まで上がると、浜離宮を見下ろすことができます。
チェックインは15時からでしたが、部屋が既に用意されているということで、すぐに入室できました。
プラチナステータスの最大の効果は、部屋のアップグレードです。予約はSPGアメックスの継続特典の宿泊サービスを使った為、一番下のランクのChapter1キングでしたが、1ノッチアップのChapter2キングにアップグレードされました。なお、ガーデンビューでは無かったので、真の1ノッチアップですね。中々渋いですが、それなりに宿泊者は多く、皆さんステイケーションを楽しみに来ているようです。
プラチナ特典で、16時までのレイトチャックアウト、ラウンジアクセス、2名分の朝食はついております。
オートグラフコレクションの場合、本来の朝食はラウンジなのですが、メズムの場合は通常の朝食会場と同じ場所でした。ずっとそうなのか、コロナ禍だからそうなのかはわかりませんが。。。
ルームツアー
部屋を入るとまず、CASIOの電子ピアノが目に入ります。自分で演奏できることはもちろん、プログラム済の曲の自動演奏や、Bluetoothスピーカーにもなります。部屋まではホテルのスタッフに案内頂きましたが、このピアノは全ての客室に備え付けられているとのことです。
ベッドはキングなので広いですね。こういうベッドが家にあったらと思うのですが、大塚家具とか行ってもキングサイズのベッドってあまり売ってないんですよね。まぁ買えるわけではないのですが。。。
窓からの景色はガーデンビューでは無いので、隣のマンションがよく見えます。このソファーは座面も広く快適でした。個人的にはもう少し柔らかめが好みです。机の後ろには電源とUSB端子が。仕事用のデスクはないので、これが実質その代替ですが、丸テーブルってパソコン作業しにくいんですよね。
ベッドサイドには黒電話を模した電話が。ホテルの色々な所を見ると、和をアレンジしたところが随所に見られ、本来は訪日外国人をターゲットとしていたことを彷彿とさせます。また、最近のホテルらしく、照明等をコントロールできるタブレットもあります。
洗面台はシングルボウルです。アメニティはオリジナルでしょうか。歯ブラシ等が無いなぁと思っていたら、本みたいなこれがアメニティボックスとなっており、とても手が込んでおります。この中に歯ブラシや髭剃り、ソーイングキット等がありました。
お風呂も日本風です。バスタブとシャワーブースが一体型になっており、裸で移動する、という行為をしなくてもいいのがGoodですね。日本人的には当たり前ですが、ホテルでこうした形式は珍しいですね。
ミニバーは水とビールのみで、こちらは無料です。コーヒーは最近はネスプレッソが置いてあることが多いですが、ペーパードリップタイプです。故にポットもコーヒー用ですね。先ほど記述した通り、和を意識している為、なんと「抹茶」を立てるセットがありました。タブレットにお茶のたて方の動画もあるので、初めての方でもできる仕様になっています。
ラウンジへ
部屋を一通り見終えた後、ラウンジへ。テラス席はほとんど埋まっていました。この日はどちらかと言うと寒かったので、私は中の席に。ティータイムではソフトドリンク等のみ注文可能です。メニューはテーブルにあるQRコードを読み取って確認します。スイーツはクッキーのみです。
カクテルタイムは18時から20時です。夕食前に訪れました。19時30分頃に行きましたが、さすがにこの時間は混んでますね。席は室内も含めてほとんど埋まっていました。ティータイムの時間からテラス席にずっと陣取っている人がまだいたことや(4時間以上)、ずっとラウンジでSwitchをやり続けている人が居たりと、ホテルラウンジの闇を見た気がします。
カクテルタイムでは、つまみとラザニアが出てきました。ラザニアは美味かったです。
もちろん朝食はサーブ形式
コロナ時代のホテル朝食はサーブ形式です。クラウンプラザ福岡に続き、今回もビュッフェではありませんでした。メインはオムレツやエッグベネディクト、パンケーキを選ぶ形式でした。私はエッグベネディクトをチョイス。妻はオムレツでした。
まず、スムージー、オレンジジュース、ヨーグルト、サラダが出てきて、そのあと、メインが出てきました。コーヒーは一番最初に出てきましたが、できれば最後にしてほしいですね。
最後に
チェックインの際に、部屋備え付けのタブレットでエクスプレスチェックアウトが可能と聞いたものの、使うことはできなかった為、カウンターでカード返却をしました。
本当にただホテルに泊まりに行っただけですが、快適な時間を過ごすことができました。是非また泊まりに来たいと思わせるホテルですね。