上海浦東空港の中国国際航空ファーストクラスラウンジを利用したので記事にしてみます。
上海に所在する空港
上海には海の方にある市内から離れた浦東(プードン)とほぼほぼ市街地にある虹橋(ホンチャオ)の2つの空港があります。どちらも国内線、国際線ともにありますが、浦東は国際線、虹橋は国内線の就航が多いです。東京で言うと浦東は成田、虹橋は羽田に近く、浦東は上海市内からタクシーで50分程度と結構距離があります。
浦東空港ターミナル2
浦東空港にはターミナルが2つあります。2つのターミナルは連絡橋でつながっており、万が一到着を間違えてもリカバリーは可能です。ターミナル2は主にスターアライアンス系の航空会社が多く就航しています。もちろんANAもこちらです。あと一部のワンワールド系(キャセイ、マレーシア航空)はターミナル2です。ターミナル1は浦東をハブとする中国東方航空をはじめとするスカイチームが多く就航しているほか、JALはこちらのターミナルです。中国の大手エアラインでワンワールド加盟の航空会社が無い為か、ターミナルが分断されており、冷遇されていると言えます。
2019年10月にターミナル1にサテライトターミナルができ、中国東方航空の国際線の多くはサテライトに移るようです。そうするとターミナル1の余力もでき、ワンワールドが集約される可能性はありますね。
浦東空港のラウンジ
スターアライアンス中心のターミナルということもあり、中国のナショナルフラッグシップキャリアの中国国際航空のラウンジが幅をきかせております。その他にもプライオリティパスで入れるラウンジが2つとキャセイ、エミレーツのラウンジがあります。今回はスターアライアンス所属のシンガポール航空のファーストクラスに搭乗したので、中国国際航空のラウンジを利用しました(場所は71番ゲート、保安検査を抜けたすぐのところです)。搭乗記は別途記事にします。
ファーストクラスラウンジアクセス基準
- スターアライアンス便のファーストクラス搭乗
- 中国国際航空・フェニックスマイル/プラチナカード保持者
フェニックスマイルのプラチナはANAやJALでいうダイヤモンドステイタスですね。到達基準は「16万キロ(≒10万マイル)」or 90区間搭乗です。JALの回数基準が120区間ということを考えると、回数修行のハードルは低いかもしれません。まぁ中国国際航空は国内線でもチケット高めなので、回数修行は向かないような気もします。
中国国際航空のビジネスクラスラウンジはこれまで何度も使ってきましたが、ファーストクラスラウンジはもちろん初めてです。受付カウンタの右がビジネス、左がファーストです。ファーストの入り口は細くなっており、隠れ家感満載です。入口の写真は撮り忘れました。
中は意外とこじんまり。ビジネスラウンジは2フロアあることを考えるとかなり狭いです。利用する人がそれほど少ないということでしょう。
中に入るとスタッフがすぐさま声を掛けてきて、メニューを渡されます。そう、ここもダイニングサービスがあるんですね。全く期待していなかった為、サプライズでした。
メニューの写真も撮り忘れました。動画は撮ったのですが。。。お昼食べ過ぎたのと、この後のファーストクラス機内食の為、軽くパスタだけ。中国のパスタは給食で出てくるソフト麺くらい太いです。味はまぁまぁ。コーラもちゃんとグラスに入れてくれます。
もちろん、ビジネスラウンジのように、軽食やスイーツは自由に取れるように配置されています。それほど多くはありませんが。怪しいお寿司なんかもあったりします。
ラウンジ内はこんな感じ。ファーストクラス設定の路線も少ない為か、ほとんど人はいません。広さはこれくらいで十分ですね。
バーカウンターもあります。スタッフは暇そうです。
今回は家でシャワーしてきたので利用しませんでしたが、シャワー室も完備。仮眠室もあります。
最後に
大して期待していなかった分、いい意味で予想を裏切られました。コロナ禍もあり、ファーストクラスラウンジはおろか、上海再訪することすら当面先になりそうですが、また外資系航空会社乗り継ぎ等で利用できれば思います。